議員定数が2減に~ネットは、多様な市民の意見反映の幅を狭め、市民の権利を縮小し民主主義の後退につながるものとし反対しました

2018年9月15日 14時59分 | カテゴリー: トピックス

市議会本会議(9月13日)において、国分寺市議会議員の定数を24名から22名(2名削減)にする条例が賛成多数で可決しました。国分寺・生活者ネットワークは、人口が増え続けている国分寺において定数を減らすことは、多様な市民の意見反映の幅を狭め、市民の権利を縮小し民主主義の後退につながるものとし、反対・討論を行いました。
*反対:ネット3・共産党2・政策市民フォーラム2、無所属1 以上8名
賛成:自民8、公明4、政策市民フォーラム2、無所属1 以上15名


議員提出議案1号 国分寺市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、反対の討論をいたします。

そもそも、議員定数については、各自治体の判断によって、条例に定めるものです。検討にあたっては、他の自治体との比較は、参考にこそなりますが、むしろ、国分寺市の人口の推移やめざす議会のあり方など、国分寺ならではの現状を考慮し、導き出すべきものと考えます。

近年、地方分権がすすみ、自治体の権限や役割が増え、また、地域課題も複雑化していることから、地方議会における役割も、ますます大きくなっています。
特に、人口が増え続けている国分寺において、定数を減らすということは、市民の意見反映の幅が狭まり、市民の権利を縮小することになります。

生活者ネットワークでは、議会としても多くの市民と対話し、議会への関心を持っていただくことで、市民自治を広げることを、大事にしていきたいと考えます。そのことが、「行政に対するチェック機能を高め、市民と向き合う」議会の質の向上につながると考えます。

そして、市民一人ひとりの置かれている状況や考えが、それぞれに違うように、議員もまた、様々な信条や政策をもって、活発に議論を交わすことが重要です。
特に、男女間、世代間の諸課題や問題解決のためにも、多様性を反映する政治が求められています。

このことからも、市民の代弁者である議員は多い方が、より多くの市民の意向を反映できると考えます。逆に、議員の数を減らすことは、民主主義の後退につながるといえます。

また、市民からの、議員定数削減を求める声があるということについては、議会への不満や不信感の現れと、真摯に受け止める必要があります。
そして、この市民の声に対して、議会がなすべきことは、定数を減らすことではなく、議会が市民にとって役立つものなのだ、と認識していただけるような取り組みと見える化だと考えます。
議員の質は、選挙に関係なく、常にレベルアップに努めるべきことです。

さらに、今回の定数削減の提案に向けたプロセスについてですが、議員定数については、議会だけで決めるのではなく、市民や第三者も入れた検討委員会などを設置して、そこでの議論もふまえて決定していくべきと考えます。その前提として、議会が、市民から評価されることになりますが、今回、議論する時間軸がない中では、今後の検討すべき課題としておきたいと思います。

また、定数削減により議会の生産性・効率性を高めるという答弁がありましたが、経済的な利益を優先して経営する企業と民主主義の重要な機関である議会を同等に議論すべきではないと考えます。

最後に、議員定数の削減は、市民が議員として政治に参画する権利や機会を縮小してしまいます。その結果として、組織票のある候補者が有利となり、議会の多様性が縮小されることにつながると懸念します。

以上、さまざまな観点から意見を述べましたが、これらのことを、総合的に判断し本議案に反対いたします。