議場では見学者用にどこが誰の席か表示板が置いてあり(←写真にも写っています)、記者席にはその場で原稿が書けるようテーブルが作りつけとなっていました。
防災センターは、都内で災害が起きた場合の司令室となるところ。入り口は狭い階段を降りるようになっており、まるで核シェルターに向かう様。降りたら体育館ほどの広い空間で、壁一面の大画面に映像が映し出されていました。緊急時には自衛隊、東京電力、NTTなどの関係者が召集されますが、その方々が座る筈の席に腰掛けて、現実に召集されることが永遠に無いといいなぁと願いました。実際にこの部屋が使用されたのは過去に2回のみ(三宅島噴火時と1999年の年越し)だそうです。
都庁を後にして国会へ向かうバスの中、大西ゆき子から都政の現状などにつき、話がありました。
都知事はオリンピック招致に一生懸命だが、災害時に多数の人数が集まると予想される都内の公民館や小、中学校の耐震化が進んでいない(一校に約七千万円の費用がかかる)こと。副知事四人のうち一人は民間から女性を起用して欲しいと要望しているが聞き入れられないこと。都議会では未だ、禁煙、分煙が徹底されていないことなど。都庁には(常識に照らすと)謎と不思議がいっぱいなんだそうです。
国会に到着し、「特別通行証」を身につけ参議院の「議員食堂」へ。(議員食堂は衆議院にもあり。議員食堂他にも違う名称の食堂が幾つかあるそう)
ここで昼食を取りながら、大河原まさ子さんを囲んで思い思いの質問をぶつけました。大河原さんの一日は、朝は8時には国会に到着し午前中はずっと(新法案等の)勉強会。午後からは各種委員会に出席。筆者は産婦人科医が不足し、お産難民が社会問題化している現状について質問しました。先進国の中で日本は医療に投じる国家予算が格段に低く、民主党はこれを是正し医療改革をしようとしている、との答えでした。
某TV局アナウンサーから参議院議員となった女性を見つけたり、食堂のメニューは「たらこスパゲッティー:600円」と外の価格とさほど変わらないと確認したり、建物の古さと豪華さにため息をついたり。
議員と交流し、政治を身近に感じて考えることの多い一日がすごせました。』