要望書を提出「新型コロナウイルス感染症に係る市立小・中学校の臨時休校等に関する対応について」

新型コロナウイルス感染症に係る市立小・中学校の臨時休校等に関する対応について、3月3日に以下の要望書を提出しました。


■ 新型コロナウイルス感染症に係る市立小・中学校の臨時休校等に関する対応について

以下の点について、ご回答をお願いいたします。尚、緊急性の高い案件もあるため、できるだけ早急な回答と、対応をお願いいたします。

1. 議会への情報提供について

市の対策本部会議で決定した事項は、市のHPで速やかに市民全体にお知らせし、議会義務局を通じて議会にも共有してください。

2. 学童保育所について

3月2日のご報告では、初日の登所児童数は定員を超えていないとのことでしたが、学童保育所に登録していて登所していない子どもたちの生活状況の把握は行われているのでしょうか?

また、狭隘状況の環境の中で長時間過ごすことは感染リスクを高めることになります。学校の教室や体育館、校庭などを活用して、広いスペースで保育が行われるよう、柔軟な対応をお願いします。

3. 特別支援学級・特別支援教室利用の児童・生徒への対応について

日中一人で過ごすことが難しい特別支援学級や特別支援教室を利用する児童・生徒に対して、日中の居場所の確保などの支援策を講じてください。

4. 4年生以上の児童への対応について

小学4年生以上の児童・生徒についても、保護者が就労しており日中に不在のご家庭も多く、「子どもの生活のリズムが乱れてしまった」「子どもが犯罪に巻き込まれないか心配」等、保護者からの不安の声が多く届いています。

西東京市では、3月3日より学校での学童保育に在籍しない1~4年生と特別支援学級児童・生徒の学校での受入も開始されています。

国分寺市では3月3日より市内の児童館をはじめ、プレイステーションや図書館・公民館等、子どもが一人で過ごせる地域の居場所が全て閉鎖となりました。休校中に子どもが家庭で一人で過ごすことになる可能性の高い、両親が就労している家庭やひとり親の家庭に対して、学童保育所の他にも、安全に安心して過ごせる居場所を、学校施設等も活用して整えてください。合わせて、子どもの安全が守られるよう地域での見まもりを行ってください。

5. 保育所、つくしんぼについて

保育所やつくしんぼには、医療的ケア児も通園しているとお聞きしています。感染リスクを軽減するために、どのような対策が行われていますか?昼食時の介助やお昼寝の対応等、具体的に教えてください。

6. 児童虐待防止策について

家庭で過ごすことが長時間になることで、児童虐待のリスクが高まる家庭に関しては、子ども家庭支援センターとの連携により、個別支援や訪問支援等、子どもの命を守るための対応をしてください。

7. 相談体制について

小・中学校の臨時休校等に関連して、保護者の方から子どもの居場所の確保や安全対策、休職時の保障についてなど、様々な相談が寄せられています。相談体制の整備と周知が必須ですが、相談体制は、現状どのようになっているのでしょうか?また、保護者への周知はどのように行われているのでしょうか?

国分寺・生活者ネットワーク
高瀬 かおる
岩永  康代