要望書②を提出「新型コロナウイルス感染症に係る市立小・中学校の臨時休校等に関する対応について」
新型コロナウイルス感染症に係る市立小・中学校の臨時休校等に関する対応について、3月3日に続き、以下の要望書②を3月9日に提出しました。
【質問・要望事項】
1. 学童保育所について
「学童保育所からの求めがあれば、可能な範囲で学校施設の利用を認めるよう各学校に依頼している」とのことですが、どの位の学校で学童保育の保育スペースとして教室等の学校施設が利用されているのでしょうか?現状を教えてください。また、学校施設を利用していない場合は、その理由についても教えてください。
登録人数が定員に満たない学童保育所では、臨時的に4年生以上の児童を受け入れるなど、柔軟な対応を検討いただけないでしょうか?
学校給食で使用する予定だった地場野菜などをお弁当にして学童保育所に届けるなど、障害者施設お仕事ネットワークをはじめ、地域の事業者等と出来ることを協議していただけないでしょうか?
2. プレイステーションについて
子どもたちの遊び場であるだけでなく、不登校の子どもたちや、家庭に居場所のない子どもたちのセーフティーネットの役割も担うプレイステーションを、一日でも早く再開してください。
小金井市では、登録カードによる健康状態の確認等の対策を取った上で、プレイパーク事業を通常通り実施しています。再開にあたり、課題となっていることがあれば教えてください。
3. 小学校での校庭開放について
家庭への通知について、学校ブログのみの発信にとどまっている学校と、追加で一斉メールを配信し、情報提供を行っている学校があるとお聞きしています。様々な事情からタイムリーに学校ブログでの情報発信を確認できない家庭も多くあります。重要な情報発信については、速やかに家庭に届けるためにも、全ての学校で一斉メール配信等を活用して、丁寧に家庭への連絡を行ってください。
子どもが自由に遊べるように柔軟な運用を行い、ボール等遊具の使用を許可してください。
子どもが参加している時には、学校の先生方も交代で子どもたちと一緒に遊ぶなど、できるだけかかわりを持ってください。また、中学校での実施は検討されていますか?
4. 学校図書館について
小・中学校の図書室を開放してください。子どもたちへの本の貸し出しや読書・学習等で利用できるよう、早急に検討してください。校庭開放が利用できない雨天時の子どもたちの居場所としても開放できるよう、早急な対応をお願いいたします。
5. 市立図書館について
学校が休校中の子どもたちも含めて、活動ができない多くの市民の方が、図書館の利用を希望しています。読みたい本を手に取って選べるように、対策を講じた上で、図書館を開館してください。
開館が難しい場合は、予約本の受け取りだけでも早急に再開できないでしょうか?
6. 子どもたちの受け入れと学習支援について
小学校では担任の先生からの電話による児童の状況把握を行っていただいているとのことです。大変重要なことだと思いますが、全校で全家庭を対象に実施されているのでしょうか?また、どの位の頻度で行われているのでしょうか?
八王子市では、3月9日から小学校での子どもの受け入れと昼食の提供が開始されます。日中、家庭で居場所や学習環境を確保することが難しい子どもたちに対して、昼食の提供も含めた学校での受け入れを検討してください。
中学校では登校日に生徒の状況を把握しているとのことですが、設定された登校日は一日のみで、時間も15分程度と限られています。学習面でのフォローも含めて、追加の登校日を設けるなどの対応は検討されていますか?
休校中も学校のブログや一斉メール等を通して、定期的に児童・生徒にむけて、励ましのメッセージを発信するなどの取り組みをお願いいたします。
7. 子どもの心のケアについて
休校期間が長期間に及び、日常とは異なる生活環境にストレスを感じている子どもたちも増えてくると思います。子どもたちの心のケアについては、どのような対策を考えられているのでしょうか。
8. 子どもの貧困対策について
休校中は学校給食がないため、就学援助を受けている家庭は、子どもの昼食費が家計への大きな負担となります。就学援助における休校中の給食費の対応はどのようになるのでしょうか?
また、子どもの見守りもかねて、就学援助利用家庭への子どもの昼食の提供などは検討できないでしょうか?学童保育所での昼食提供(給食用の地場産野菜等を活用したお弁当等)と合わせて、実施にむけた検討をお願いいたします。
9. 対策本部について
市のHPで対策本部会議の記録が削除されています。次第や資料とあわせて、決定事項についても速やかに公表してください。
国分寺・生活者ネットワーク
高瀬 かおる
岩永 康代