要望書⑤を提出「新型コロナウイルス感染症に係る対応について」

新型コロナウイルス感染症に係る対応について、以下の要望書⑤を5月8日に提出しました。

【質問・要望事項

. 医療について

PCR検査の実施について

先月、東京都医師会が、都内の地区医師会と地元自治体が協力し「PCRセンター」を順次、各地に設置すると発表しましたが、市としても、「医師会新型コロナウイルス感染症対策協議会」や東京都、保健所に積極的に働きかけ、早急に設置してください。近隣自治体との連携が必要なら、市から近隣自治体に呼びかけ、市民が速やかに検査をうけ、適切な処置を受けられる体制整備をお願いします。その際に、必要な場所の確保など、市として最大限の支援をお願いします。

もし、設置にむけた検討が進んでいるのなら、進捗状況を報告してください。

地域の医療機関(歯医者を含む)では、診療科にかかわらず、感染症への不安から患者さんが減っていると聞きますが、たとえば、診療時間を短縮している診療所等はあるのか、また、現在、電話等で医師の診断、薬の処方が可能となっていますが、すべての診療所、薬局で対応しているのか、現状を教えてください。

. 中学校での学びの支援について

市の対応方針では、期間の5/31までの延長に伴い、児童・生徒の家庭での学習環境の整備を行うと新たに示されましたが、具体的な内容について教えてください。

オンライン学習のメリットを活用しつつ、分散登校を柔軟に組み合わせ、子どもたちの体制急に整えることを要望します。特にオンライン環境については家庭ごと状況が異なることから、学習や体験格差が生じないよう教育委員会として方針を持ち、境整備も含めて迅速にすすめてください。

. 中学校での情報発信について

各小中学校のブログでは、学校ごとに情報提供を含めた発信が行われていますが子どもへ寄り添う視点からメッセージを発信している学校がある一方で、事務連絡に留まっている学校もあります。このような時だからこそ、良い取り組みを学校間で共有し、今ある情報伝達ツールを最大限に活用しながら、子どもたちが学校とつながっていると思えるような発信をお願いします。

. 介護事業・高齢者への支援について

介護事業者から、マスクや使いすてグローブ、消毒液が手に入らないとの相談があります。医療現場と同様に、利用者と密接せざるを得ない介護従事者を守り、ケアが続けられるように、市が責任をもって、マスク等潤沢に支給することを強く求めます。もし、在庫がないのであれば、優先的に入手できるルートを探り、あるいはネットでの購入なども含め、早急な対策をお願いします。

介護事業者に向けて、困っていることや不安なことはないかなど、電話でもいいので聞き取り、市も一緒に取り組む姿勢を見せてください。医療現場のひっ迫した状況がマスコミ等で取り上げられていますが、介護の現場でも緊張した状況が続いています。

自粛がつづき、特に高齢者の身体能力の低下や認知症の進行が気になります。実際に複数の方から何でもない場所でつまずいた、転んだとの話も聞いています。高齢者は感染リスクが高いといわれているだけに、対応に難しさもあると認識はしていますが、ひとり暮らしの方や、高齢者のみ世帯の方には、こまめにアプローチしていく必要があると考えます。電話をかける、場合によっては訪問するなど、どのように対応されているのか、また、今後についてのお考えをお聞かせください。

 

. 図書館の本の貸し出しについて

図書館については、国は特定警戒都道府県についても感染防止策を講じた上で開放可能としましたが、東京都は臨時休館を延長するとしています。少人数での入れ替え制や換気、消毒の徹底など、感染防止策を講じた上での図書の貸し出について、国分寺市の現状に照らした場合、どのようにお考えか、お聞かせください。

また、開館が難しい場合でも、入り口で予約本の受け取りができるように、それも難しいようでしたら、自宅に届ける宅配サービスを検討するなど、学校の休校や高齢者等の外出も自粛が求められている状況において、自宅で絵本や図鑑、図書にふれあう機会を多く持っていただくよう対策をお願いします。

. 職員体制について

職員体制については、在宅勤務を活用しながら2/3程度の職員体制で業務運営にあたられているとのことです庁内での感染リスク回避・事業継続という視点から、例えば立川市では職員を2つのグループに分けて交代制で業務執行にあたるなどの対応をしていますが市では具体的にどのような対策が取られていますか?

また、職場環境ができるだけ密にならないために、会議室の活用や在宅勤務の日数を週1日と固定するのではなく柔軟な運用必要だと思いますが、具体的に取られている取り組みを教えてください。

令和2

国分寺・生活者ネットワーク

高瀬 かおる       岩永  康代